中国MBAの人気が急上昇しているらしい。日経ビジネス・オンラインの12/14に、「中国ビジネススクールの人気が急上昇」という記事が掲載されていた。
海外留学より中国国内でMBAを取る学生が増加中しているらしい。中国ビジネススクールの台頭は、日本ビジネススクールの淘汰をより一層進めかねない気がする。<記事のメモ>
BusinessWeek中国支局が実施した中国のビジネススクールに関する第3回年次調査
対象は、中国の大手企業の採用担当者253人。
○MBA取得者の質は「どんどん良くなっている」
中国MBAプログラムが輩出するエリートを“優”または“良”と評価した回答者は34%
昨年の19%から大きく上昇
○中国MBA卒業生の採用枠を拡大
MBA取得者の平均採用人数は2006年に4人未満だったが、2007年は5人近くに増加。
初任給が月1000ドル以上と回答した企業は約29%にも上り、昨年の24%から増加。
一流ビジネススクール出身の社員に月2700ドル以上を支払っているとの回答は
去年の3%に比べ7%超に上昇。
○中国のビジネス教育
国内9校の大学でMBAプログラムが開始されたのは16年前。
現在96校の大学が230以上のMBAプログラムとエグゼクティブMBAプログラム
(社会人向けのプログラム)を提供。
学費は1年コースで約3万2000ドルと、他学位コースよりも高額。
中国政府は2008年に、ビジネススクールの定員を24%増やす計画で、新たに約30校
にMBAプログラムの開設を認可。
○中国MBA「ベスト・ビジネススクール」
第1位 中欧国際工商学院(CEIBS):支持率38%
上海市政府とEU(欧州連合)が共同出資したプログラム
今年入学した191人のうち約30%が、イタリア、ロシア、マレーシア、
インド、米国など25カ国からの留学生
第2位 国際MBA(BiMBA) :支持率31%
北京大学が米大学コンソーシアムと共同で開催
第3位 清華大学経済管理学院(SEM)と米MITスローン経営大学院の共同
プロジェクト :支持率9%