2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

歴史作家・童門冬二氏による明治期の実業家伝を読んだ。前書きでも著者が記しているように、単なる成功伝ではなく、本書は「経済人になることこそ、自分に与えられた天命である」と自覚して行動した人物が5人取り上げられ、「彼らはなぜ経済人を目指したのか」というモチベーションと初期の活動課程にウェートが於かれている。

ニッポンの創業者作者: 童門冬二出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2004/10/29メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る ○渋沢栄一 ・大政奉還後の新徳川家の領地は「駿府藩」といったが、家康時代の名称を 使わずに、朝廷に対し逆心の無い…

米山公啓氏の5年前の著書を読んだ。医学界における学閥について理解が深まった。

患者が求める医療に関する情報が反乱すればするほど、医療のブランド化が進むが、曖昧な情報によって、ブランド化、系列化された医療を選択することが望ましいのか?警鐘を鳴らす本であった。 学閥がどうできあがってき、それがどう利用され、今後それをどう…

先週7月16日のHSP主催シンポジウムの懇親会にて、黒川清先生よりご紹介頂いた冨山和彦氏の著書を読破した。2年前位から、冨山氏には個人的に注目しており、講演会などはなるべく足を運んでいる。

冨山氏の生き方そのものに共感している。一歩でも近づけれるように、21世紀型のプロフェッショナルを目指したい。20代の若い方に、是非読んで頂き、逃げ切り世代の大人達に騙されないようにして頂きたいものである。 指一本の執念が勝負を決める作者: 冨山和…

日経パソコンが毎年発表している「e都市ランキング 2007」が今年も発表された。

調査対象となる自治体数が2003年には2640件だったのが、今年2007年には1606件へと、約1千件減っているのには、ビックリした。出身の丸亀市が274位と、奮闘しているのが嬉しかった。 今、住んでいる武蔵野市が186位と向かいの三鷹市9位に対して、大差を空けら…

またまたNHKがお騒がせをしている。本当に困った組織だ。

「公共放送」と主張している感覚が理解できない。 NHKの2008年の大河ドラマは、宮崎あおいさん主演の「篤姫(あつひめ)」に決まったが、ドラマの舞台となる鹿児島県の関係者の多くは、「非常に残念」なのだそうだ。NHKエンタープライズが製作発表前に、「篤姫…

日本大学で「愛校心を考える」シンポジウムが開催された。少子化の中、六大学、関関同立が志願者数を上乗せしている中、日大と青学の志願者数が5%減っている厳しい状況の中、「愛校心とは何ぞや?」と約200名の校友が集まり、時間を共有した。

基調講演ではベネッセの執行役員補・山河健二氏、パネリストには、「自分のアイデンティは、全て日芸が作ってくれた」と言う山本晋也監督が、大変興味深い大学時代の話をされていた。 日本大学は、明治22年に創設され、今年で118周年目、平成21年には120周年…

早稲田大公開講座『勝ち組ベンチャー企業の条件』の最終日の講師は、パソナ社長の南部靖之氏であった。

2002年頃に、立教ビジネススクールのアドバイザリーボードであった南部社長の講演を聞いた事があるが、5年前の講演とは違い、創業時の話を聞けた。 <講演メモ> ○時間の管理方法:1日を6時間毎に4つに分ける。 1.寝る(6時間) →夜更しして寝るのが遅くなると…

リクルートエグゼクティブエージェントが主催する「Road to CEO CAFE's」に、グリー代表の田中良和氏がゲストとして参加され、対談を聞くことができた。

30歳という若さで、日大らしく飾らない謙虚な人柄に好感を持った。 <対談のメモ> ○学生の頃 ・「76世代」と言われ、社会や国を信じていない世代。 ・中学生の時に、人生に対して夢をもてなかった。 ・大学に入り、刺激を得られる人を探した。 ・楽天がまだ…

黒川清・内閣特別顧問が基調講演されるということで、東大医療政策人材育成講座(HSP)主催のシンポジウムに参加した。

お忙しいにもかかわらず、懇親会に黒川先生も参加されたので、名刺交換をさせて頂いた。 その際に、冨山和彦氏の著書『指一本の執念が勝負を決める』をご紹介頂いた。早速、読みたいと思う。 <黒川清先生の講演メモ> ○日本の医療の現状 ・先進国の中では、…

今日のTBS「がっちりマンテー」のテーマは「お惣菜」だった。オリジン弁当の説得力のある出店戦略には、びっくりした。

<番組メモ> ○外食市場規模 1997年 30兆円 2005年 25兆円 ○中食産業の市場 2000年 7兆7千億円 2004年 8兆2千億円 ○オリジン ・創業13年で600店舗 ・出店戦略として、集客力が一番強いコンビニの隣に出店する。 →コンビニが3店舗あれば、必ず出店。 →24時間…

本日の日経新聞夕刊の1面に『「携帯レジ」欧米で広がる』という記事が掲載されていた。

小売店もハイテク化をする事で、コスト削減が可能であるということが理解できる。<記事のメモ> 顧客に端末機を持たせて、自分でバーコードを入力させ、レジで会計をスムーズに 済ませるという仕組み。 通常20分ほど待たされる所、セルフレジでは待ち時間が…

早大公開講座『勝ち組ベンチャー企業の条件』の第11回目の講師は、ミクシィの社長・笠原健治氏であった。

本人はカリスマではなく、普通の優秀な東大生といった感じであった。 <講演メモ> ○創業の経緯 ・1997年4月、大学3年の時に経営戦略のゼミに入り、「アントレ」創刊号から読んで いた。 ゼミでは米国IT系ベンチャー企業のケーススタディを読み、IT業界の経…

5月1日テレ東放送の「ガイアの夜明け」の録画番組『究極のサービスを目指せ!〜心をつかむ"おもてなし"とは?〜』を見た。

ザ・リッツ・カールトンのサービスは、本当に凄いと感じた。是非、成功して、本物のサービスを一度経験したいと思った。<番組メモ> ○ザ・リッツ・カールトン ・10年前に、ザ・リッツ・カールトン大阪を開業。 ・2006年 日本ホテル宿泊客満足度調査(J.D.パ…

以前から読もうと思っていた本を漸く読むことができた。社会起業家とは何か、様々な事例が紹介され、ビジネスの社会化、NPOのビジネス化の動きが良く理解できる。

社会起業家―社会責任ビジネスの新しい潮流 (岩波新書)作者: 斎藤槙出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2004/07/21メディア: 新書購入: 6人 クリック: 36回この商品を含むブログ (39件) を見る ○社会起業家の潮流 ・1980年代初頭に英国でその概念が生まれ、福…

早大公開講座『勝ち組ベンチャー企業の条件』の第11回目の講師は、テイクアンドギヴ・ニーズの社長 野尻佳孝氏であった。

日頃、週刊誌程度の事しか、野尻社長の人物に関する情報は知らなかったが、90分という短い時間で、彼に若い人が付いていく「カリスマ性」をが十分理解できた。 講演は全て断っているそうで、今回はGMOの熊谷正寿・社長からの依頼で断れなかったらしい。大変…

丸善丸の内本店で、奥村宏氏と佐高信氏の共著出版記念トークショー&サイン会があり、行ってきた。

大学2年に、佐高氏の著書に出会って以来、多分著書の半分くらいの50冊程度は蔵書として本棚を飾っているが、ナマで本人にお会いするのは、今回が初めてで感激した。 著書に、私の名前も書いてもらって、奥村氏、佐高氏、お二人のサインを頂けた。ブック・オ…

テンプスタッフ関連の書籍を探していて、たまたま本書を見つけた。企画部営業サポート室の社員が企画し、ジャーナリストが関係者に取材して作られた本のようである。

同社の自由な企業文化がどう構築されていったのか、創業者の篠原欣子(しのはらよしこ)代表の経営哲学もよく理解できた。逃げない人を、人は助ける作者: 芦崎治出版社/メーカー: 中経出版発売日: 2003/12/27メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品…

慶応大でNTVPの投資先と慶応発ベンチャーの社長が、自社のプレゼンをするプライベトカンファレンスに行って来た。

年に2回開催されるが、今回も魅力的な事業を展開しているベンチャー企業が参加していた。 PTP社の「SPIDER」の個人向け廉価版の発売が楽しみである。 <プレゼンのメモ> ○株式会社PTP ハードディスクレコーダーの開発 ・2000年設立。 ・「SPIDER」の開発は3…