ワタミの渡邉社長のスケジュールを予定通り終えて赤鉛筆で塗り潰された手帳が表紙の真ん中にあり、相当インパクトがあるムック本を読んだ。目標に向かってどう近づけていくか?物事の考え方、ツールとしての手帳の使い方が大変参考になった。本の方も機会を見つけて読んでおきたいと思う。

ちなみに、このムックの印税は、カンボジア、ネパールの教育支援に使用されるそうである。

図解版 夢に日付を!〜夢実現の手帳術〜

図解版 夢に日付を!〜夢実現の手帳術〜


<読書メモ>

○「夢に日付を!手帳」のノウハウ
・夢に日つげを入れて、夢と現実の差を明確にし、その差を日数で割り、日々やるべき事をやり抜く。これによって、今日という日が変わり、結果として、1日、1日と夢に近づいていく。

○夢を追うことが、人生そのもの
・夢は持たないより、何でもいいから持ったほうが良い。
・やりたいことがない、夢がない人生ほど、つまらないものはない。
人間性を高めていくことが人生の目的である。
・夢を叶えることより大切なことがある。それは、夢を実現するために必死に努力し、その努力の過程で自分を成長させていくこと。
・全部自分のせいだと思う人は、自分がもっと努力すればできるようになると頑張る。全部周りのせいだと思う人は、自分にはどうしようもないからと何もしない。
・間違いのない真理は、あきらめたときが夢の終わり、ということです。
・自分以外の人の幸せにどれだけ関われるかが、人の幸せの深さを決める。

○夢を描くために必要な考え方
 1.自分が本当に欲しい物、本当にしたいことを考えてみる。
  →自分の本音に正直に向き合う
 2.夢に制約を設けない。
  →どんなに大きな夢でも、本気で思い、実現した時の姿がイメージできるものであれば、十分に実現する可能性はある。人生の目標は夢を追いかけること。

○この手帳術の究極の夢
・自分自身を成長させ、人間性を高めることで、それには「続ける」ことが大切
・こういう人でありたい
 「心構え」
  立場を求めず、名声を求めず、ただ己の新年に基づき、自分以外の人の為に生命をも顧みず、戦うこと。日々を完全燃焼させ、淡々と生きること。

○「緊急じゃないけど大切なこと」が人生を豊にする

- 緊急 緊急じゃない
大切 緊急で大切なこと 緊急じゅないけど大切なこと
大切じゃない 緊急だけど大切じゃない事 緊急じゃなく、大切でもないこと

・「緊急で大切なこと」は対応するが、「緊急じゃないけど大切なこと」をいかに継続して実施できるかが、成長のカギ。

○未来から今を見る
・夢を持つことは、現在から未来を見つめる行為で、それだけだと未来という漠然とした世界の存在でしかない。
・しかし、その夢に日付を入れると、人は未来から現在を見ることができ、現在と未来の夢との時間的な距離を肌で感じることができる。

○目標は全て数値化する
・数値化した目標を立てると、自分がすべきことが明確になる。
・数値化することで、どのレベルを目指すのか、どのような状況を目指すのかが明確になり、その為にどうすれば良いのかを具体的に考え、動くことができる。

○渡邉社長がもったいないものは「時間」
・自分自身の生命の「存在対効果」を高めたいという脅迫観念にも似た思いから生まれている。
・人は必ず死ぬので、生きている証としての「存在対効果」をより大きなものとしたい。
・幸せとは、生命があるうちに、どれだけ多くの人の幸せに関わることができるかであり、生命のあるうちにどれだけ多くを学び、震えるような感動を経験し、人として成長することだと考えている。