前田隆正塾長主催の「身の丈起業塾」が始まった。当初は10名程度の参加予定だったらしいが、なんと20名を超す参加者で、急遽、会場変更で対応することになったそうだ。

記念すべき第1回の講師は、メディカルシステム・ナガイ代表の永井実重さん。
現在68歳とのことだが、まだまだマイペースで一儲けしそうなハツラツさを感じた。永井さん流の「身の丈起業」は大変参考となるケーススタディである。
今後も三鷹市内のSOHO経営者を講師に、毎月第1木曜日に開催するとのことで、200人のストックがあるそうだ。

第2回サロン 2007年4月5日(木) 19:00〜20:30
古谷隆志氏 (株)イーエス技研 代表取締役

第3回サロン 2007年5月10日(木) 19:00〜20:30
久保律子氏 NPOシニアSOHO普及サロン三鷹 代表理事



「身の丈起業」塾  あなたにしかできない会社がきっとある

「身の丈起業」塾 あなたにしかできない会社がきっとある

<前田塾長・講演メモ>

三鷹市がSOHO支援施策を決定した理由
三鷹市内の工場流出により、1988年と比較すると工場が多摩地域や海外に移転した結果、製造品出荷額が約1千億円、従業員数は約4千億円減少。


○SOHO支援策
・「i-club」の運営(年会費6千円)
・「SOHO CITYみたか」(webサイト)の運営
・コーディネーター相談

コンサルタント分野  相談日
経営相談・指導、経理、会計  月曜日
女性の在宅ワーク、育児  火曜日
三鷹地域SOHOネットワーク  水曜日
コンピューター、システム開発  金曜日

三鷹コンサルタント協会による専門相談
(弁護士、行政書士、税理士、社労士、企業診断士)

法律、経営、経理、財務、情報化  木曜日

・技術指導(地下1階の精密測定室設置の測定器の測量指導)
コミュニティビジネスサロン(起業立上げ支援)
 

三鷹市のSOHOの特徴
 1.身の丈起業
  ・良い事業計画をつくる 
  ・お客様をつくる:営業第一
  ・無理はしない:初年度から黒字にする
  ・三鷹のSOHOの半分が個人事業者
 2.SOHOは選択肢の1つ
  ・職業、性別、年齢によらず起業できる
 3.SOHO 1万社目標
  ・職住一致可能
  ・ITを活用したビジネスを展開
  ・コミュニティビジネスの発掘
  ・SOHO事業者の活動による地域活性化、来街者増、飲食店が繁盛<永井氏の講演メモ>

○起業の経緯
 ・勤務先のティアックの業績が悪化で経費節減による出張減となり、開発に顧客の声を取込めなくなった。
 ・55歳で早期退職し、医療用画像ファイリングのコンサルテント業で起業。
 

○顧客の見つけ方
 ・サラリーマン時代の取引先が。創業時後に顧客となって頂けた。
 ・医学関連学会、展示会、異業種交流会に積極的に参加し、人脈を作っていく。
 ・顧客より紹介して頂く
 ・競合と情報交換し仲良くする事で、互いに不得意分野の仕事を分担するケースもある