今週の1週間、フジテレビの「とくダネ」医療プロジェクト第8段『検証・ニッポンの医療』(全5回)が放送される。
医療の現場で起きている現実の一面が、紹介されていた。
このままでは、介護難民が200万人出ると言われているそうだ。
現在、24時間往診を実施している診療所は1割のみと、政府が打ち出す「在宅療養」は絵に描いた餅である。
<番組メモ>
第1回テーマ『介護難民』
○病院から退院を迫られる高齢者
・国の政策により、介護が必要な高齢者が病院から退院を迫られている。
・療養病床(病状は安定しているが長期間に渡って療養が必要な患者が対象)が
2011年までに大幅削減となる。
- | 2007年 | 2011年 |
医療保険型 | 25万床 | 10万床 |
介護保険型 | 13万床 | 全廃 |
合計 | 38万床 | 10万床 |
・医療費抑制を目的とし、ベットが無くなれば医療費がからないと考えている。
○2006年診療報酬改正の内容
・体の状態により、3段階に区分された入院患者の内、区分1の入院基本料を
1/3カット。
医療区分3 | 中心静脈栄養、24時間持続点滴、酸素療法 |
医療区分2 | 透析、気管内挿管のケア、気管切開 |
医療区分1 | 2と3以外 |
○長岡京病院の医療療養病床
・前年比 月平均12%以上減収
・収入減によりベットを削減し、患者は退院を余儀無くされた。
○療養病床に関するアンケート(とくダネ調べ)
・対象 1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)
療養病床100床以上の176病院の内、77病院より回答
・介護老人保健施設の滞在日は90日のみ
・特別養護老人ホームの入所待機人数は38万5千人
○彦根市の地域連携事例
・訪問看護スーション「レインボウひこね」
5名の看護師で、100名の訪問看護を引き受けている。
ホームヘルパーとかかりつけ医との連絡を蜜にすることが必須。