アイディーオー証券がスポンサーとなっているムック本をサラッと読んでみた。FX取引に必要な知識のエッセンスが整理されていて、なかなかよかった。




○各国の金融市場の取引時間(日本時間を基準とした場合)

ウェリントン(ニュージーランド) 5時〜15時
シドニー 7時〜17時
東京 8時〜18時
香港 9時〜19時
シンガポール 9時〜19時
フランクフルト 15時〜2時
ロンドン 16時〜3時
ニューニヨーク 21時〜7時

外国為替の市場規模 約350兆円
グローバル市場における1日平均の取扱高(単位10億ドル)

地域 2004年取引高 2004年シェア 2007年取引高 2007年シェア
ロンドン 753 31.3% 1359 34.1%
ニューヨーク 461 19.2% 664 16.6%
チューリッヒ 79 3.3% 242 6.1%
東京 199 8.3% 238 6.0%
シンガポール 125 5.2% 231 5.8%
香港 102 4.2% 175 4.4%
シドニー 81 3.4% 170 4.2%
パリ 64 2.7% 120 3.0%
フランクフルト 118 4.9% 99 2.5%
トロント 54 2.2% 60 1.5%
モスクワ 30 1.2% 50 1.3%
ミラノ 20 0.8% 36 0.9%
ソウル 20 0.8% 33 0.8%
ヨハネスブルク 10 0.4% 14 0.4%
ウェリントン 7 0.3% 12 0.3%
サンパウロ 3 0.1% 5 0.1%
合計 21,260億ドル - 35,080億ドル -


○FXを扱っている会社
・証券会社、商品取引会社、銀行など
・日本国内に130社近くあるといわれており、独立系は約半分の66社。(2008年4月現在)


○雇用統計
・月初めの金曜日、ニューヨーク時間午前8時半(日本時間で夏は21時半、冬は22時半)に好評される米国の雇用関連の経済指標。
・複数種類のデータが公表されるが、失業率、非農業部門子ょう者就業者数が注目される。


テクニカル分析の3つの前提
・市場の動きはすべてを織り込む
・歴史は繰り返す
・相場はトレンドを形成する

テクニカル分析の分類
・トレンド系:相場の方向性
  パターンフォーメーション
  ローソク足
  移動平均線
  一目均衡表
  エリオッド波動
  ポイント&フィギュア
オシレーター系:相場の状態
  RSI
  ボリンジャーバンド
  ストキャスティクス
・その他
  ギャン理論
  アストロジー
  フィボナッチ係数


RRIの特徴
 ・買われすぎ、売られすぎを判断する。
 ・売られすぎの水準にあつたも、その後必ず上昇するとは限らない。
 ・トレンドが横ばいのときに使う。


移動平均線の特徴
 ・ゴールデンクロスデッドクロスで買い場、売り場が分かる。
 ・ゴールデンクロスデッドクロスが出るのが遅い。
 ・買い増し、売り増しの判断指標として使う。


○短期保有スワップ長者
 ・休日分のスワップが、まとめて休日前に付与される。


人民元取引
 ・米ドルに対して、人民元相場は、今後大きく切りあがっていくと考えられる。
 ・米ドル/人民元の取引は、米ドル/円と人民元/円の取引を組み合わせてと通貨ペアを代替できる。
 ・人民元/円で人民元を買い、円売りを行うと同時に、米ドル/円で米ドル売り円買いを行うと、円売りと円買いで円の勘定は総裁されるので、結果的に米ドルを売って人民元を買うポジションを持つことができる。




○ドルペッグ制を利用すれば、米ドル/円よりハイリターン
・ドル/円の投資効率が107%の時、人民元/円は120%、香港ドル/円は143%などと、大きな動きをすることがある。
流動性を考えて注意が必要ではある。