最近、勝間和代さんの著書を片っ端から読んでいる。本人自身が「チェンジメーカー」であり、共感する事が多く書かれていた。

チェンジメーカー

チェンジメーカー


<読書メモ>
・世の中の様々なことは、意外と少数の人たちの意志で動いている。
・2008年の日本人の平均年齢は44歳。世界の平均年齢は28歳。先進国は39歳。
・2050年の日本人の平均年齢は51歳。
・日本では24歳以下の若年層の半分が非正規社員で、失業率は8%を超える。


○SMARTな目標
・S(Simple):目標は余計なものを省き、簡単にすること
・M(Measurable):目標は測定できるような数字にすること
・A(Achievable):目標は容易ではないが、がんばれば達成できるものにすること
・R(Result-based):目標は結果を成果として表せるものにすること
・T(Time\oriented):目標は期限を明確にすること

○35歳独身限界説
・2004年のデータでは婚姻のうち26.7%が「でき婚」。
・結婚には多くのメリットがあるが、結婚しないことのデメリットは35歳まで顕在化しない。
・35歳を超えた未婚社員は「仕事へのしがみつき」が生じ、35歳を分水嶺に、結婚経験の有無がその人の人格形成に大きな影響を与える。
・結婚生活で得られる自分自身の成長につながるメリット
 1.ワークライフバランスを考えざるを得ないことから、生産性が向上する
 2.パートナーとともに暮らすことにより、他人との学び合いの機械を得る
 3.ダイバーティ(社会の多様性)に対する理解が深まる
・女性が結婚相手に求める年収は600万円だが、25〜34歳の未婚男性で東京だと3.5%しかいない。


○労働一神教をやめる
・全ての時間を仕事に費やしていると、多くの時間を投入したという理由だけで、やっている事が無意味だと思えなくなる。
・さらに自己正当化するために、仕事からより大きな見返りを期待し、頑張れば頑張るほど、後戻りができなくなる。
・仕事以外の時間が取れなくなり、仕事以外の知り合い、情報に触れることも減る。
・過剰な長時間労働は、思考停止をもたらし、そこから抜け出せない悪循環を生み出す。
・仕事は自分の人生を豊かにする一つの要素でしかない。
・時間は有限のとても稀少な資源で、節約して使うべきものなのに、無限にあるかのように仕事ばかりしている人は「時間貧乏」になってしまっている。
・労働時間が短くなると、それに合わせて仕事のやり方を工夫するため、労働生産性は上がる。
・仕事の時間を減らすには、重要でない仕事を思い切って切り捨てる。
・仕事以外の家族、余暇、社会活動などのスケジュールを先に予定に入れ、残りの時間を使って仕事をする。


○環境変化に適応かるための具体策
1.変化を味方にする。
2.早めに変化に対応する。
3.自己否定する。
4.ビジネスモデルを生む仕組みを作る。


○変革型の経営者の経営手法
1.長期的ビジョンを持つ
2.顧客の変化を見極める
3.顧客のニーズを先取りする