NHKスペシャル『インドの衝撃』第2回・11億の消費パワー

3回シリーズのインド特集の2回目。インドの潜在的な躍動感を実感した番組であった。<番組メモ>

○インドで台頭する中間層
・人口の65%が年収2千ドル(24万円)以下の貧困層が予測

- 1995年 2005年
富裕層 0.05% 1%
中間層 20% 34%
貧困層 80% 65%

・グルガオン地区(ニューデリーから車で1時間)に構想マンション群がある。
 中間層の上位の共稼ぎ夫婦の場合、10年前の結婚時世帯所得は230万円、現在1300万円
 3年前に620万円で購入したマンションの価値は2700万円
 インド株投信は1年で35%増
・ムンバイ(インド最大の都市)の人口の55%がスラム街の住民で、その数650万人
・ビッグバザール社(欧米風スーパー)
 本社スタッフの殆どはMBA、6年前に1号店をオープンし、現在38店舗、今後3年間で新たに200店舗を開店予定


○2003年に報告された「BRICsレーポート」
・現在の先進国が世界経済の主役になる時代は終わり、BRAZIL、RUSSIA、INDIA、CHINAの4カ国が21世紀前半に世界経済の中心に躍り出る。
・インドは21世紀に年率6%の経済成長を続ける
・インドのGDPは、2032年に日本を抜き、2050年に米国の3/4となり、第3位の経済大国となる。


○インドの家電普及率
・将来、日本の市場規模を遥かに上回る

- 1995年 2005年
冷蔵庫 8.6% 16.1%
テレビ 7.2% 21.3%
エアコン - 2%

・エアコンは韓国家電メーカーが席巻している
インド国内エアコン・シェア

LG(韓国) 33.3%
サムスン(韓国) 13.3%
ポルダス(インド) 12.0%
ビデオコン(インド) 8.7%
日立(日本) 6.7%
その他 26%