「銀行から融資を受ける」のが「借金の王道」ということで、この本は銀行からのお金の借り方を書いてある。資金繰りコンサルタントでおなじみの小堺桂悦郎氏の著作であり、様々なケースが臨場感のある会話調で紹介されている。
融資を受ける際には、この本を読んでから行くべきだと感じた。
- 作者: 小堺桂悦郎
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2005/09/29
- メディア: 単行本
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<読書メモ>
○資金繰り=借入の相談時の手順
1.最初に見るのが借入の内訳明細書
→どきこの銀行からいくらづつ借りているのか?が重要
2.次に、その銀行の経営状況を調べる
3.どんな借り方をしているか?借入の内容は?(保証協会付融資、ビジネスローン、長期、短期)
○銀行選びのポイント
1.取引銀行は二股にする。
→複数取引する場合、「小規模の金融機関から」始める
2.儲かっているところは選ばない
→自分の会社と似たような業績の金融機関と取引する
→儲かっている期先行は融資先が倒産しても良いように、貸倒引当金を積んでいる
○信用金庫・信用組合は地域の中小企業のための金融機関
1.性質上、営利の追及を第一にしていない。
→地域の会員(組合員)の相互扶助が目的。
2.営業地域が限定
→支店が重複していないので、信金・信組の合併は多くない
3.融資取引ができる企業規模に限りがある