「銀行から融資を受ける」のが「借金の王道」ということで、この本は銀行からのお金の借り方を書いてある。資金繰りコンサルタントでおなじみの小堺桂悦郎氏の著作であり、様々なケースが臨場感のある会話調で紹介されている。

融資を受ける際には、この本を読んでから行くべきだと感じた。


借金の王道

借金の王道


<読書メモ>

○資金繰り=借入の相談時の手順
 1.最初に見るのが借入の内訳明細書
  →どきこの銀行からいくらづつ借りているのか?が重要
 2.次に、その銀行の経営状況を調べる
 3.どんな借り方をしているか?借入の内容は?(保証協会付融資、ビジネスローン、長期、短期)


○銀行選びのポイント
 1.取引銀行は二股にする。
  →複数取引する場合、「小規模の金融機関から」始める
 2.儲かっているところは選ばない
  →自分の会社と似たような業績の金融機関と取引する
  →儲かっている期先行は融資先が倒産しても良いように、貸倒引当金を積んでいる


○信用金庫・信用組合は地域の中小企業のための金融機関
 1.性質上、営利の追及を第一にしていない。
  →地域の会員(組合員)の相互扶助が目的。
 2.営業地域が限定
  →支店が重複していないので、信金・信組の合併は多くない
 3.融資取引ができる企業規模に限りがある