沖永良部島からの出張から戻って来た。昨日とは打って変わって、朝方から天候が悪く、鹿児島からの1便の定期便(JAC)が欠航となり、今回も島から出れなくなるか!と覚悟を決めた・・・

risk-taker2007-04-18


ところが、病院スタッフが気遣ってくれ、電話を色々掛けて、島からのあらゆる脱出手段を当ってくれ、幸運にも「徳洲号」の運行ルートを変更して頂けることとなり、沖永良部島からの脱出が可能となった。

「徳洲号」は、主に救急患者の移送、定期便が欠航した際の医師の移動の為、徳洲会グループの離島の病院で維持コストを分担して所有している6人乗りのセスナ機である。

途中、沖永良部島に降りて頂き、徳之島、喜界島と各島の空港に着陸する度に、医療従事者や患者さんが入れ替わり立ち代りするなか、無事、目的地の奄美大島まで、乗せて頂いた。
あいにくの真っ白な雲の中の飛行であったが、晴天であれば、優美な加計呂麻の大島海峡を一望できたであろう。

離島の生活の不便さと、離島医療を支える医療従事者の確かな存在感を見せ付けられた1日であった。