職場の近くのグロービス東京校で、公開セミナーが開催されたので、参加してきた。メールマガジン「グロービスNEWS」で連載されていた「人と組織を考える」を書籍『自問力のリーダーシップ (グロービスの実感するMBA)』として出版したそうだ。
著者でもある講師の鎌田英治氏が、陽明学者・安岡正篤の言葉を紹介したのには驚いた。グロービスは財界で活躍するリーダーを育てようとしているのだろうか?
同じ2時間の講義では、以前聴いたNPO法人アイ・エス・エルの野田智義氏(『リーダーシップの旅 見えないものを見る (光文社新書)』)のリーダーシップ論の方が、格段に得る物が多かった。
- 作者: 鎌田英治
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/08/31
- メディア: 単行本
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<講義メモ>
○企業経営の命題
→成長し存続し続けること
○カルロス・ゴーンの言葉
「モチベーション・マネジメントこそが経営」
○リーダーは誰よりも学び続けねばならない
・成長とは変わることであり、周りは常に変化している
・学ぶことは自己否定
○結果責任と執行責任
・結果責任:全体のプロセスをマネジメントし、進捗の確認が必要
・執行責任:プロセスの説明報告が必要
○ドラッカーの名言「何によって人に憶えられたいか」
・私が13歳の時、宗教の先生が生徒一人ひとりに「何によって人に
憶えられてたいかね」と聞いた。誰も答えられなかった。先生は
笑いながらこう言った。
「いまは答えられるとは思わない。でも、50歳になって答えられ
ないと問題だよ。人生を無駄に過ごしたことになるからね」
・今日でも私は「何によって人に憶えられたいか」と自らに問い
続ける。これは自らの成長を促す問いである。
なぜならば、自らを異なる人物、そうなりうる人物として見る
ように仕向けてくれるからである。
○気構えの重要性
・松井秀樹選手の高校の恩師の言葉
「心が変われば、行動が変わる
行動が変われば、習慣が変わる
習慣が変われば、人格が変わる
人格が変われば、運命が変わる」