早稲田大学の125周年記念シンポジウムで、ザ・ボディショップとのタイアップイベントに参加した。今回、初めて大隈講堂に入ったが、綺麗に内装工事がされており、ビックリした。200名程収容できる会場の殆どが早大の女子大生だった中、相当浮いてしまった。

当初の予定では、ザ・ボディショップの創業者アニータ・ロディック本人が来る予定だったが、9月10日に65歳で亡くなられ、実現できなかったそうだ。
デンマーク人のピーター D. ピーダーセン氏の日本語が大変上手くて、感心させられた。
ザ・ボディショップは、DV根絶キャンペーン「スピークアウト」をやっいて、11/23〜25に開催される「DV根絶国際女性フォーラム」に1メッセージ当り10円の寄付がされるそうだ。


ザ・ボディショップの、みんなが幸せになるビジネス。

ザ・ボディショップの、みんなが幸せになるビジネス。



<シンポジウムのメモ>


○アニータ追悼式の様子
 ・10/23に追悼式が行われ、招待状には「喪服、黒ネクタイ禁止」となっていた。
 ・追悼式の最後は、参加者全員が「I AM AN ACTIVIST」のTシャツを
  着て町を行進した。



○基調講演(ピーター D. ピーダーセン氏)
 ・アニータは、1976年に自己資金4000ポンド(約100万円)と同額の借入をして
  ザ・ボディショップを創業。
 ・3社目の創業。以前には夫婦でレストランとホテルをやって失敗している。
  →ちなみにフォードも3社目で成功している。
 ・ブライトンに1号店をオープン。店のカビを隠す為に深緑色のペンキで塗装した。
 ・ミッシヨンを持ち、1つの妥協もせず、ビジネスを成功させた。
 ・社会的企業は、3つある。ザ・ボディショップパタゴニア、ジェリー&ベリー
 ・アニータは1984年にIPOした当時から「会社は株主の為ではなく、ステークホルダー
  の為にある」と言っていた。
 ・大変な事に合う時こそ、「正直である」ことを大事にしてきた。



○パネルディスカッション
 ・青木陽子(Cafeglobeファウンダー) 氏は、80年代からアニマルテストをしないと
  発言していたアニータに憧れていて、販売料金より広告料金の方が多い女性誌
  自分の企画が通らず、悩んでいた時、仕事のインタビューでアニターに会った時、
  アニータから「残りの時間を有効に使いなさい」と言われ、起業を決意した。
 ・企業は世の中を良くするためにある。
 ・社員全員が起業家精神を持つ必要がある。
 ・お金のGDPと笑顔のGDPは反比例する。