本田健氏の著書を見つけたので読んでみた。大変参考になった。サラリーマンをやめる決断をして良かったと確信できた。


幸せな小金持ちへの8つのステップ (サンマーク文庫)

幸せな小金持ちへの8つのステップ (サンマーク文庫)


<読書メモ>


○金持ちはゼロから財産を築いている
・日本の世帯当り平均資産は1200万円だが、殆どの世帯が資産200〜300万円で、少数の大金持ちが平均を引き上げている。
・1億円以上の資産を持つ金持ちは人口の5%しかいないが、彼らの多くがゼロから財産を築いている。
・金持ちになる人は、なるべくして金持ちになっている。
・お金持ちになる為には「お金のIQ(知性)」と「お金のEG(感性)」が高くなくてはならない。


○普通の人が、金持ちになれない「7つの理由」
1.今まで、お金について真剣考えた事がない
 ・「普通の人間は、一生の間ほとんど頭を使わない。私は1週間に1〜3度頭を使っただけで、金持ちになった」(バーーナード・ショー)
2.「金持ちになるために必要な知識と習慣」を身につけていない
 ・お金持ちは「自分たちが残す富」よりも「富の増やし方と守り方」を子供に教える方が大事と考える。
 ・平均的日本人のお金に関する基本原則は「毎月収入でやりくりする」「無駄遣いはしない」「できたら貯金する」しかない。
3.自分が「幸せな小金持ち」になれると思っていない
4.お金に関する長期的な視野がない
5.「幸せな小金持ち」になるための戦略と行動力がない
 ・「計画することを失敗すれば、失敗を計画しているのと同じである」
6.やるべきことを先延ばしにするクセがある
7.「幸せな小金持ち」に導いてくれるメンターや友人がいない


○小金持ちの定義
・「資産規模で1億円持っていること。何もしないで年に3千万円の収入があること」
・自分の所有するビジネスから2500万円の収入があり、投資による収入が500万円ある状態。
・年収3千万円あるとお金のとりあえずの心配が無くなる。


○「幸せな小金持ち」が持つ8つの特徴
1.自分の好きな事をやって人生を生きている
2.節約家で質素な生活をしている
 ・彼らのお金を使う基準は「クオリティー」。
3.明確な人生観、人生の方向性、目標を持っている
 ・自分にとって人生とは、自分の才能を開花させ、その結果をまわりの人と分かち合う事と考えている。
4.お金やビジネスが大好き
 ・彼らま趣味の1番目が節税と投資の相談。ゲームとして楽しんでいる。
5.感情的に安定している
6.決断力、行動力がある
 ・金持ちになった人は例外なく「リスクテイカー(きけんを冒す人)」である。
7.自分の愛する「ライフワーク」を持っている
8.愛と信頼で結ばれた夫婦関係、楽しい家族、友情を持っている
 ・億万長者の研究でも、金持ちの離婚率は極めて低い。


○お金を失う5大要因
1.事業パートナーや配偶者との仲たがい
2.ビジネスの無理な拡大
3.怪しい投資話
4.税金や訴訟
5.子供や友人、親戚


○好きなことの周りに儲かる仕組みをつくる
・好きな仕事を「自分がいなくても回るビジネス」に転換する。
・仕事をするかどうかを、好きに決められる状態を手に入れる。
・そうなると、お金からも時間からも自由になれる。


○メンターを選ぶ時に大切な条件
・幸せに人生を生きている
・人生で失敗を経験して、それからしっかり学んでいる
・謙虚である
・男女関係がうまくいっている


○この本を書こうと思ったきっかけ
・映画『ペイ・フォワード [DVD]』を見たこと。
アメリカの少年が社会科の宿題で出た「社会をよくしよう」という課題に取り組むという話。