ワイキューブの安田佳生氏代表の本で、3年前の2006年に平積みされていたベストセラーを読んでみた。タイトルが目を引くが、本の内容は安田代表のビジネスに対する考え方が書かれていた。あくまでも安田代表の個人的な価値観・考え方であるが、参考となる部分が数多くあった。安田代表もリクルート出身であった。


千円札は拾うな。

千円札は拾うな。


<読書メモ>

・「常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」(アインシュタイン)
・「仕事のやり方を劇的に変える方法」を見つけることが成長である。
・優秀な人に「自由な時間」を与えるほど効率のいい戦略はない。
・成長だきる人は、間違った階段を上がらなかった人ではない。間違ったと気付いた瞬間に、躊躇せずに今いる階段から飛び降りることができた人なのだ。
スキルアップと成長は違う。スキルは身につけていくものだが、成長とは変化することだ。
・外注できる仕事を外注に回し、どうしても自分がしなければならない仕事だけに集中することで新たな仕事を見つけ、外注費を遥かに上回る利益を生み出すことができる。
・ビジネスは、頑張って努力して百メートルを9.5秒で走るより、全く別の方法で百メートルを5秒で移動した者が勝つ世界。
・「経営と買い物」という意識を持ち、売上をお金で買っていると考える。すると売上22億円で利益が1千万円とい場合、21億9千万円も使って、1千万円の利益しか出せなかったという反省が生まれる。
・自己資金だけで勝負すれば、利子も払わなくてもいいし、万が一失敗しても返す必要がないから大きな負債を抱える心配はない。だが、それによつて採れる戦略が限定され、勝てる確立が下がるのであれば意味がない。銀行が雨の日に貸してくれないのなら、晴れた日に借りておけばよい。
・自分の地名製を納得できるものにするためには、常識や他人や社会の基準に惑わされない自分自身の「軸」が必要である。その為には「明らかな答えのないもの」の答えを考え、自分の「軸」をはっきりさせることがとても大切である。
・「捨てられるものの量」が、その人の「変化値」を決めている。
・いい男をつかまえようと思うなら、今すでに彼女のいる男の中から探すのが鉄則。「予約待ち」が最も賢し方法である。
・やるかやらないかと言う時は、それが新しいものであればやる。今やっていることを続けるか続けないかと言う時は、それが今までずっとやってきたことならやめる。
・自分がいなくても仕事が回り、会社がどんどん成長していく状態を作り出すことが、本当は社長の一番大事な仕事である。
・人生において最も大きなリスクは、周囲の人の常識に流されて、本当のリスクを自覚しないまま生きていくこと。リスクのない人生など、この世には存在しない。