『ドラゴン桜』の作者である三田紀房氏の著書を読んだ。人気マンガ同様に、若者に向けて、世の中の仕組みについて核心的なメセージが書かれている。将来に向けて迷いがある若者にとっては、参考になるメッセージであろう。


汗をかかずにトップを奪え!『ドラゴン桜』流ビジネス突破塾

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<読書メモ>


○正直者はバカだから、バカをみる
・世の中なんてものは、しょせん「正直者がバカを見る」ようにできている。
・い方や考え方を変えるべきは、絶対的に「正直者」のほうなのだ。
・世の中のルールをつくっている頭のいい連中は、同じくらい頭のいい他者から金を集めることが、どれほど難しいか良く知っている。


格差社会
厚労省調査によるとジニ係数(1に近いほど格差が激しい)は、1999年から2005年まで0.38台で推移しており、ここ数年で格差が拡大した訳ではない。
・所得格差は60代から急に格差が広がっており、高齢層は年金のみで生活する者と資産運用で高い所得を得ている者がおり、世界一の高齢社会を迎えた日本にあって、格差が書くタイするのは当然の流れである。


○全ては年金問題と同じ
・雇用形態による賃金格差で、注目すべきは普通に働いている20〜30第の正社員であり、「誰も傷つかない人件費のカット」として新卒の採用が見送られてきた。
・日本企業における成果主義とは、ただ「和解連中の定期昇給を行わないためのシステム」なのだ。
・「安い賃金で働く若い世代が、ぶくぶく太った中高年を支える」という歯車に組み込まれている。


○出世街道を突き進む条件
・「人脈」人間的な魅力はモチロン、マメな対応で丁寧なフォローといった、小さな説け力の積み重ねが欠かせない。
・「ムダがない」雑務無と本務の見極め、物事の優先順位の見極めがしっかりしている。
・「敵がいない」


○キャリアステップの基本
・使われるのかイヤなら、使う側に回る。
・ダマされるのがイヤなら、ダマす側に回る。
・社会のルールに文句をつける前に、ルールを作る側に回る。