「伊藤塾」塾長の伊藤真さんの本を、また読んだ。最近の本の読み方として、同じ著者の本を集めて、一気に読んでいくという読み方をしている。機会があったら、是非一度、ご本人の講演を聞いてみたいと思う。この本は、勉強に対する考え方と勉強法について書かれている。伊藤さんの座右の銘は「やればできる、必ずできる!」だそうだ。


夢をかなえる勉強法 (ポケットブック)

夢をかなえる勉強法 (ポケットブック)


○勉強について
・勉強とは、人がそれぞれ持っている能力を最大限発揮させるために行うもの。
・自分は何ができるのか、何に向いているのか、いわば自分のミッション(使命)をさがすために行うもの。
・自分が何のために生きているのか、その理由が分かれば納得できる人生が送れる。つまり勉強とは、幸せな人生を送るために行うもの。
・勉強法とは、幸福を招くための方法論。
・勉強は、自分が行くべき道を教えてくれる道しるべであり、自分がどういう方向に行けばいいのか知ることができる。その方向は自分が幸せになる方向なので、勉強することによって幸せになるように運が開ける。
・勉強には「勉強のやり方」があり、塾や学校はそのためにある。勉強ではなく、「勉強法」を教えてもらう場所。
・勉強は人生の種まき。自分の人生や運命は、過去に自分がまいてきた種を刈り取っているにすぎない。



○夢をかなえる勉強法
・ゴールからの発送
 →まずゴールとなる到達点を明確にする。自分はもう合格しているのだ、という所から勉強を始める。
・量ではなく、質で勝負しなければならない
・全体像をつかむ
 →目次をコピーし、本を読みながら、自分が今どこを読んでいるのか、全体の中の位置づけを確認す。


○参考書の選び方
・まず、ある程度全体像が分かるものを最初に1冊買うことが重要なポイント。
 →最初は、できるだけ薄くて簡単なものがよい。受験科目の全体を把握して、おおまかな状況をつかむ。
・2冊目に、自分が面白そうと思うものを買い、前の1冊と読み比べる。
・新しい分野を学ぶ時は、その分野で名著とか古典と言われているものを必ず1冊買うようにしている。


○専門書を読むときの注意点
・自分にとってレベルの高すぎるものを選ばない
 →難しい本を読むとつまらなくなり、分からないことばかり出てきて自身がなくなる。
・具体的な事柄がイメージしやすいものを選ぶ


○予習と復習
・予習の目的は講義の中で日もんを発見すること。
 →講義の前に5分間、項目のマーキングだけでも、抗議の理解は格段に違い、理解しづらい所が分かる。
・復習は、学んだことを整理し、知識を自分のものにするために必要。
 →特に講義が終わった後の5分間は、復習のゴールデンタイム


○時間の使い方
・限られた時間しかないのだから、何かをしたいならば、何かをあきらめなくてはならない。
・合理的な時間の使い方として、まず大切なのは優先順位を決めること。


○生きていく上で根幹をなす3つの質問
・あなたの人生の目標なんでしょう?
・それはなぜですか?
・そのために何をしていらっしゃいますか?