本日のテレ東京「ガイアの夜明け」のテーマは、『余生をどこで暮らしますか〜老人ホームビジネスに賭ける男たち〜』だった。
増え続ける高齢者を対象に、老人ホームビジネスに参入した3人の経営者が紹介されていた。
<番組のメモ>
○高齢化社会の現状
・2004年度に東京都営住宅のみで、孤独死が300人以上
・定年後に必要な老後の生活費は7〜8千万円
・2000年以降に設立された民間老人ホームの件数は、5倍以上に増加
・多摩ニュータウンは1971年入居開始、当時は最先端の文化的な生活に憧れて入居した
諏訪・永山地区で60歳以上人口は1996年1977人→2006年5133人に増加
○主な老人介護施設
・特別養護老人ホーム
自治体や社会福祉法人が運営し、施設数が少なく入居希望者が多い為、入居待ちが全国で38万人
入居金は無料、月額利用料は2〜10万円
・有料老人ホーム
民間企業が運営し、ビジネスチャンスが注目されている
入居金は平均1150万円、月額利用料は15万円以上
○コムスン「折口CEO」
・バーリントンハウス馬事公苑(世田谷区)
入居金5500万円〜3億円、月額利用料金は30万円
3億円の部屋は3LDKで237平米、55歳から入居可能
「5つ星ホテルの豪華さと快適性、医療・介護の安心感、そこにコミュニティがある」
和食レストラン「メグ」、プール・フィットネス、美容室、エステ、ミニシアター、ダンスホール
ケアセンター・診療所(看護師と介護士が24時間待機)
・コムスンガーデン
入居金1800万円、月額利用料26万円
・コムスンホーム
入居金800万円、月額利用料23万円
・きらめき(2006年より開設)
入居金50万円、月額利用料14万円
○ワタミ「渡辺社長」
「介護は何も分からないが、目の前に自分が愛する父と母がてるとすると、どうしたらいいか組み立てていっただけ」
「今までの介護には一切とらわれない、全く新しい世界を作る」
「施設介護は人の育成とおいしい食事が大事」
「お年寄りの美味しい物に対する喜びは大きく、入居者にとって1日3回の食事はイベント」
「ワタミの21年間のノウハウを生かす」
「2020年までに1000棟の老人ホームを建てる」
・レストヴィラ大和(大和市)、レストヴィラ堀之内(八王子)が紹介された
・レストヴィラ十日市場(横浜) 買収施設ではなく、ワタミが初めて新設した施設
駅より徒歩5分の立地
「入居者は寂しがりやだから、にぎやかな方が良く、生活感のある場所がいい」
入居金950万円(70歳の場合)、月額利用料17万8千円
○カリスマ介護士「袖山卓也氏 34歳」
「利用者や地域にあった物を自由に考えた方がうまくいく」
「介護を仕事と思ってはならない、存在しているだけで温かい空気を作れるはず」
「人間らしく接していく事を忘れてはならない」
・特別養護老人ホーム・メリーホーム大喜(名古屋市) 90人が入居
「介護施設である前に住居と思って、各部屋に玄関をつけた」
・セントレア常滑愛知県常滑市)(
入居金29万8千円、月額利用料14万9千円
「社会福祉法人を設立して特養を作るより、有料老人ホームの方が手早く作れる」