東京商工会議所主催ビジネスセミナーにて、セントラルスポーツの後藤忠治・代表取締役社長が講演された。

ご自身も元東京オリンピックの水泳選手だったこともあり、体格もよく大変精力的な方であった。
講演の最期に「健康は全てではないが、健康で無ければ全ては無に等しい」という言葉を教えて頂いた。<講演メモ>

テーマ:「一生涯の健康づくりへ 日本初のスポーツ産業・成功の鍵」

○日本初のスイミングクラブ設立
 ・昭和40年、次世代の選手育成を目的に「代々木スイミングクラブ」を設立
 ・設立当時、水泳の指導者が殆どいなかった。女性で泳げる人は本当にいなかった。
 ・まずは、指導者の育成から始めねばならなかった。
 ・良い選手を見つけ出す為には、多くの会員を集め、全国展開が必要だった。
 ・110万絵の資本金で会社を設立したが、自分はお金が無かったので、中古のコロナを
  現物出資した。
 ・担保となる資産が無いと企業の信用がつかない時代に、売上1億円で利益500万円
  のタイミングで、 2億5千万円の借入を企て、銀行行脚をしたが、全て断られ、
  最期に協和銀行(現りそな)を訪ねたが、担保が無いとダメと言われた。
  「担保が無いとダメなのは、分かっている。分かっているから貴方の所に来ている」
  と食い下がり、関連の建設会社で施設を建設、生命保険に入る、全て根抵当を付ける
  の3条件を飲む事で、融資をして貰えた。
 ・現在、セントラルスポーツは160施設、公共施設50施設の運営をしている。


○名コーチとは
 1.やる気にさせれる。 
  →人をやる気にさせれるノウハウは、勉強してもなかなか得られない。
 2.勇気を持ってストップさせられる。


○スポーツクラブ市場
 ・日本は人口の4%以下しかスポーツクラブを利用していない。
 ・米国は人口の15%が利用している。
 ・2000年 会員比率 男性40%、女性60%
→最近は、男性が44%と増えてきている。メタボリックは追い風。