本日9/20の日経新聞夕刊で、大学の講義無料配信が広がっていると報じられていた。
従来は、その大学に所属する学生しか受けられなかった講義の教材や映像にアクセスでき、講義の映像や音声の配信も進んでいるそうだ。
入学する前に、大学の講義を聴講できるとは、随分と恵まれた環境になったものである。
慶応大図書館長の「講義情報や蔵書の公開が進めば、大学は学費を払う学生に対して"学びの場"としての価値を発揮できるかどうかを問われるようになる。」というコメントが印象に残った。<記事のメモ>
○日本オープンコースウェア・コンソーシアム(JOCW)
17大学、5期間が参加。
合計800コース余りの講義情報を公開。
全OCWサイトへの訪問者数は月20万人超。
○東京大学OCW(オープンコースウエア)
2006年4月に開設。
教養学部生向けに開講した「学術俯瞰(ふかん)講義」の映像と講義ノートを一般に公開。
約40の講義情報と10程度の講義映像を公開。
開設以来の訪問者数は累計80万人超。
○TODAI-TV
東大の公開講座や講演会の映像や音声ほ無料配信。
○東京工業大学
全264コースの講義ノートを公開し、アクセスランキングを提供。
○京都大学OCW
医学部の「臓器移植」の授業が好評。
○慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス「SFC-GC(グローバルキャンパス)」
2002年に開設。
無料の講義公開ら加え、2006年より有料で科目毎の単位を認める「e-科目履修生」
制度を設けている。
学位は取得できないが、入学すれば単位換算される。