ファイナンシャルアカデミーの泉正人氏の本を読んだ。最近、ファイナンシャルアカデミーの講座を受講してみて、泉さをお手本にして、素直に学んでマネてみようと思っている。

あとがきの「仕事をしていると、どこか必ず壁にぶつかります。しかし、この壁にぶつかったときこそが、人生のチャンスなのです。まずはとにかく、何かマネをすることからは始めましょう」というメッセージが結論であった。

最少の時間と労力で最大の成果を出す 「仕組み」仕事術

最少の時間と労力で最大の成果を出す 「仕組み」仕事術


<読書メモ>

・「仕組み」とは、「誰が、いつ、何度やっても、同じ成果が出せるシステム」のこと。
・「仕組み」をつくることによって、仕事は単調な日々の繰り返しから次のステージへ進むことが可能となる。

・現代のできるビジネスマンの条件
 1.高い能力を身につけていること
 2.そして、それを「仕組み」にすることができること

・仕事には「作業系」と「考える系」があり、作業系の仕事こそ「仕組み」づくりが有効。
・「作業系」の仕事を「仕組み化」することで捻出した時間を「考える系」の仕事にあてる。

・単純作業やルーチンワークなど頭を使わないですむ仕事には「仕組み」を徹底してつくることで、効率化させたり、人にまかせたりする。


・「人に平等に与えられたものは時間である。時間の有効な使い方を知らないと大きな成功は難しい」
 (リクルート創業者・江副浩正リクルートのDNA―起業家精神とは何か (角川oneテーマ21)』)
・「ノウハウ」とは「時間の使い方」だと解釈している。時間をいかに有効に使うかがノウハウなのである」
 (日本マクドナルド創業者・藤田田Den Fujitaの商法〈3〉金持ちラッパの吹き方 (ワニの新書)』)
・「世の中で成功を収めている人は、限られた時間の中で、いかに成果を出すかを突き詰めて追及している。だからブレークスルーができる。人が「忙しい」と感じる時、まだ10倍程度の仕事はこなせる。考え方さえ変えることができれば、誰でもクリアできるようになる」
 (本田直之レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書)』)

・「他人の能力」を信頼してまかせられるようになること、それこそが、人を動かす立場にあるビジネスマンにとって必要なスキルである。
・部下や同僚がその仕事を問題なく実行できるような「仕組み」をつくって、その上で仕事をまかせなくなはならない。
・上司が部下に、そしてチームに対しやるべきことは、まず部下やチーム全体が働きやすくなるための「仕組み」づくり。
スキルアップしてビジネスで成功を手にするための早道は、「成功者の真似をする」こと。
・デキる人、仕事を効率よくこなしているビジネスマンというのは、自分の仕事に「郁美」ができている人ですから、その「仕組み」を真似する。

・チームや会社がうまくいっていないと感じたら、特定の要素や誰か個人りせいにする前に、まず「仕組み」を見直してみることである。
・いくらがんばっても、失敗やトラブルが起きる確率をゼロにすることはできない。
・ミスが起きた原因は、すべて自分がつくった「仕組み」にあると考える。

・仕組みの3つのポイント
 1.才能に頼らない
 2.意志の力に頼らない
 3.記憶力に頼らない

・仕事を「仕組み化」するということは、つまり仕事の進め方にフォーマットをつくり、それを「才能」「意志の力」「記憶力」にかかわらず、誰でも再現できるようなルーチンをつくること。

・当たり前のことから、つい見過ごし易い細部まで、とにかくあらゆる「やるべきこと(TO DO)」が全てチェックシートになっている。

・あらゆるタスクを一元管理すること。一元管理とは「同じものを二つ持たない」ということ。

・「仕組み化」は、将来の自分の仕事や時間を買うようなもの。

・「その人の生み出す付加価値によって、これからは百倍の格差が当たり前になる」
 (大前研一即戦力の磨き方 (PHPビジネス新書)』)
・「才能とは、努力を継続する力である」(棋士羽生善治)

・「仕組み」で働いている人の大きな特徴のひとつとし、自由な時間を持っているということが挙げられる。