格差社会

副題に「拡大する格差とアンダークラスの出現」とある通り、急速に社会的格差・経済的格差が拡大している構造が分かりやすく解説されていた。

貧困連鎖 拡大する格差とアンダークラスの出現作者: 橋本健二出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2009/02/19メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 10回この商品を含むブログ (5件) を見る ・専門の学者の間では、1990年代の半ば過ぎから格差の拡大が指…

最近、雨宮処凛さんに注目している。著書の全てが、体当たりで表現が面白すぎる。この本は「Webちくま」に「反撃タイムズ−プレカリアートは闘うぞ」のタイトルで2007年8月から2008年7月までの1年間連載されたものに加筆したそうだ。巻末に湯浅誠さんとの対談も掲載されていて、お得な本であった。

生きることを支援してくれる団体の「駆け込み寺」リストが掲載されていて、生きていく上で必需品となっている。 「生きる」ために反撃するぞ!―労働&生存で困った時のバイブル作者: 雨宮処凛出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/03メディア: 単行本 クリッ…

NPO法人自立生活サポートセンター「もやい」の湯浅誠氏の著書を読んだ。貧困社会と格差社会の違い、貧困は意図的に作られているカラクリが、良く理解できた。1969年生まれの同い年にこんな立派な人がいて、誇りに思う。

「あとがき」で、湯浅氏は「」本を買うお金のない人に、この本を読んでもらいたいから、地元の図書館にリクエストしてほしいと読者にお願いされていた。 『[rakuten:book:12930739:title]』の著者・クリス岡崎氏が、買うに値しない同書の中で、読者に対し「…

門倉貴史氏の著書である。現在の日本の若者が働く現場で直面する様々な問題を、多数の統計データに基づいて解説されている。下記の貧困問題と現在の貧困問題の間には決定的な差があることが理解できた。

正社員・非正社員にかかわらず、日本国内で働いている全ての人が、いつでもワーキングプアの状態になるリスクを抱えているという事が良く理解できた。 ワーキングプアは自己責任か作者: 門倉貴史出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2008/03/11メディア: 単行…

不況になると格差が益々広がると言われるが、格差の現状が良く分かる内容だった。佐高信氏の「小泉・竹中構造改革が社会の約束事である信号機を壊した」というコメントが印象に残った。

このブックレットは、2007年12月15日に行われた「立教大学経済学部100周年記念シンポジウム」をもとに加筆・修正したものだそうだ。信号機の壊れた「格差社会」 (岩波ブックレット)作者: 佐高信,森岡孝二,雨宮処凛出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/05/…

雨宮処凛さんと福島みずほ・社民党代表の対談という面白い本をみつけた。格差社会について、雨宮さんの独特の口調で紹介され、若い世代の現実を知ることが出来た。雨宮さんが書いた「あとがき」に、「今や全世代、全職種、全雇用形態がフリーター化している」というフレーズに、フリーター問題は他人事でないと考えさせられた。

ワーキングプアの反撃作者: 雨宮処凛/福島みずほ出版社/メーカー: 七つ森書館発売日: 2007/06/27メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (11件) を見る ・プレカリアート: 新自由主義経済下の不安定な雇用・労働状況における非正規雇…