「星の砂」の百合ヶ浜で有名な与論島に1泊2日で出張。

与論島は人口5800人くらいの小さな島。
病院は与論徳洲会病院、ただ1つ。他に診療所が3つほどあるらしい。

外科医の院長先生と内科の先生、そして研修医の先生の3名が常勤されている。
院長自ら、週2回の当直を担当されている。
特別診察として、全国のグループ病院から、他の診療科の医師が応援に来るという
シフトで、17診療科を島民は受診できる。

全国で地域医療が崩壊し、救急病院の受入れ拒否によるたらい回しで、間に似合わず
救急車の中で命を落とすケースが増えているようだが、ここ与論島では有り得ない
らしい。

ただ1つの病院として、最後の砦ということもあり、全ての患者を24時間受け入れて
くれる。
また島内ではどこからでも20分以内に救急車が到着できるので、心筋梗塞で倒れても
殆ど命は助かるそうだ。
千葉県、埼玉県よりも救命率は、間違いなく高い。

離島医療を維持している医療者に、頭が下がる思いをした。