政治・社会問題

寺島実郎氏と佐高信氏の共通点と相違点が良くわかる対談本であった。

新しい世界観を求めて作者: 佐高信,寺島実郎出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2010/06/29メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 26回この商品を含むブログ (3件) を見る <読書メモ>○労働人口の34%が年収200万円以下という現状 ・勤労者家計可処分所得を…

香山リカさんと江川昭子さんが2010年9月11日に、長野県須坂市で行った信州岩波講座での講演と対談に加筆したもの。まさに、誰もが「弱者」になる時代に届けたい1冊である。

きびしい時代を生きぬく力 (岩波ブックレット)作者: 香山リカ,江川紹子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/02/09メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 7回この商品を含むブログ (5件) を見る <読書メモ>○香山リカさんの講演「誰もが『…

結局、ネット選挙は解禁にならなかったが、ネット選挙解禁に向けて盤石な準備をしている千葉選挙区の「小西ひろゆき」氏の試みに注目したい。

2010年参院選の千葉選挙区が面白い!! 候補者9名が、3議席を争う激戦区。中でも、民主党から公認されている「小西ひろゆき」氏がのWebサイト動画コンテンツの充実度には驚く!! 運営スタッフの人件費も含め、これだけのWebサイトを運営するには、相当額のシス…

「小泉・竹中改革が、格差を生んだ」と世間で言われている。果たして本当だろうか?と感じていて、竹中平蔵氏と田原総一朗氏の対談をまとめた本をみつけたので読むことにした。やはり、格差のキーワードは「経済のグローバル化」であるような気がする。改革路線から、大きく揺れ戻しているが、中途半端が最も良くないと感じる。

ズバリ!先読み 日本経済 改革停止、日本が危ない!作者: 竹中平蔵,田原総一朗出版社/メーカー: アスコム発売日: 2008/10/10メディア: ハードカバー購入: 1人 この商品を含むブログ (15件) を見る ○サブプライムローンの影響 ・FRB議長のベン・バーナンキが最…

副題に「失業保険1兆円はどこに消えたか」とあるように、90年代前半には4兆7500億円の積立金を持ち「保険の優等生」と呼ばれた雇用保険が、その積立金を大幅に減らし失業手当を減額している現状に、疑問を抱いたジャーナリストが厚生労働省の内部資料を基に、「雇用保険」を舞台とした役人の錬金術と天下り利権システムを明らかにした本である。年金も相当ヒドイが、雇用保険は更にヒドイことが分かった。

この4月から雇用保険に加入しなくて良くなったが、サラリーマンを辞め本当に良かったと感じた。(嬉) 著者の1人の大川興業の大川豊氏のプロフィールに、就職試験153社に落ち自ら会社を設立し154社目に自分に内定を出したという話は笑える。 [rakuten:book:115…

東京商工会議所・葛飾支部と葛飾区しんきん協議会の共催で、慶應義塾大学経済学部の金子勝・教授の講演会があったので、青砥まで出かけてきた。

講演最後のメッセージとして「人生、努力すれば必ず報われる事もあるが、報われない事もある」というラテンの生き方の言葉は、大変印象に残った。テーマ「2008年 日本経済の展望」 ○日本の政治バブルの負の遺産 ・今回の戦後最大の不動産バブル崩壊から、経…

昨日の12月3日の夜、武蔵野法人会の勉強会に参加したきた。会場は湯らくだったので、宴会の前にお風呂に入れたのが、ちょっと嬉しかった。岩盤浴もできるらしく、今度、ゆっくりと行って見たい。

<きくち太郎氏 講演メモ>テーマ「これからの三鷹駅北口地域開発」 ○武蔵野市中町1丁目計画概要 ・経緯 2004年7月にランド社が用地を取得 2004年8月に武蔵野市に北口開発計画を提出 →武蔵野市議11名で「考える会」を結成 ・事業者に対し15項目の要望を提出 …

武蔵野市の大野田地域福祉活動協議会(大野田福祉の会)が地域住民向けに発行している「ちょと聞いてよ!」という広報誌に、面白い記事があったので、メモしておく。

武蔵野市が気に入り、住み始めて8年目となるが、地域の事をもっと知るべきだと日頃感じている。 ○この地域の人口推計(武蔵野市北町 前川禮太郎氏) ・2007年1月の住民基本台帳を基準とした武蔵野市の人口推計が発表され、 大規模マンション開発が進む為、ピー…

佐高信氏の対談本という事と、書名が目を惹いたので、読むことにした。対談は8時間にも及んだそうだ。対談相手の魚住氏というジャーナリスの存在を初めて知った。

巻頭の伊丹万作氏の「戦争責任者の問題」という60年前に書かれたエッセイで、「敗戦直後に、日本人の殆どが《だまされて》戦争に突入したと言ったが、だまされるということ自体がすでに1つの悪であり、《だまされていた》と平気でいられる国民なら、おそらく…

書名にインパクトがあったので、思わず手にとってしまった。納得する部分もあり、支払うのが当たり前と、これまで全く疑問を持たなかった自分の素直さを反省した。小市民的な生活を送っている日本人は、国家的な詐欺を認識しているのか、それとも知らないのか、本当にお人よしである。日本人には「従順な遺伝子が人口の70%もある」という科学的調査がらしい。

払うのが一般的とされている料金(高速道路通行料、NHK受信料、交通違反反則金、国民年金、国民健康保険料、サラ金の金利、敷金、介護保険料、源泉所得税)を支払うことのメリットと支払わないことのデメリットも説明されており、社会制度の勉強になった。 払…

先日3月22日に亡くなられた城山三郎氏を偲ぶ会が、「憲法行脚の会」主催で行われた。城山氏と共著を出されている内橋克人氏が基調講演をされるということで、参加してきた。

本日8月18日は、城山三郎氏が存命であれば、80歳の誕生日であったそうだ。 城山三郎と言う作家が、残した著作が、どのような背景で書かれたのか、理解が深まった。 学生時代に、数冊、読んだ事があったが、是非、内橋氏が推薦する代表作3冊を読みたいと思う…

またまたNHKがお騒がせをしている。本当に困った組織だ。

「公共放送」と主張している感覚が理解できない。 NHKの2008年の大河ドラマは、宮崎あおいさん主演の「篤姫(あつひめ)」に決まったが、ドラマの舞台となる鹿児島県の関係者の多くは、「非常に残念」なのだそうだ。NHKエンタープライズが製作発表前に、「篤姫…

丸善丸の内本店で、奥村宏氏と佐高信氏の共著出版記念トークショー&サイン会があり、行ってきた。

大学2年に、佐高氏の著書に出会って以来、多分著書の半分くらいの50冊程度は蔵書として本棚を飾っているが、ナマで本人にお会いするのは、今回が初めてで感激した。 著書に、私の名前も書いてもらって、奥村氏、佐高氏、お二人のサインを頂けた。ブック・オ…

5月14日に放送されたNHKスペシャル「存続か廃止か 〜岡山市・住民サービスをめぐる攻防〜」という番組の録画を見た。

自分の出身地・香川県の瀬戸内海の向こう側、岡山市の財政悪化状況について、こんなに酷い状況とは思ってもみなかった。 全国で1/5の市町村の財政が危険水域に達しているそうだ。 中央から地方に分配するのが政治であって、政治不在の現状の中、急に方向転換…

昨日、三鷹駅北口で、1週間前と同様に、年配でいかにも素人という感じの集団が、暑い日差しの中、例の「103メートルの高層マンション計画見直しの市長への陳情」の為の署名活動をされていた。

新しい手作りのチラシには、5月11日現在の署名者数として1,340名となっていた。署名用紙のダウンロード先が新たにチラシに記載されていた。作家の小林信也氏が、"Web草思"での連載(『駅前の空はだれのものか』)も更新されている。今後どのように事業主側が、…

全世界でお騒がせしているらしい映画『ボラット』が5/26から日本でも公開される。

『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』は、 世界24か国以上で初登場1位を獲得し、世界中を騒がせている。ボラットを演じるサシャ・バロン・コーエン氏は、ケンブリッジ大学で 歴史を専攻していたインテリだそうだ。キャメロン・デ…

自分が事務局を担当する勉強会のメンバーが共著で出版する本の原稿執筆に行き詰まり、駅前まで気分転換がてら、散歩にでかけた。

駅前で、草の根市民活動のような感じで、明らかに素人の人達が、静かにチラシを 配っていた。 普段はポケットティッシュ以外は、受け取らないが、炎天下で慣れないビラ配りを している年配の住民を見て、一度通り過ぎかけてたが、戻ってチラシを受け取った。…

香山リカ先生と佐高信氏との対談本で、羽田から鹿児島までの飛行機の中でサクッと読めた。世間のシガラミを気にしない人同士の対談なので、面白かった。

ちなみに「香山リカ」は、タカラの「リカちゃん人形」にちなんだペンネームだそうだ。 リカちゃん人形世代にとっては、ガンダム世代の私が「シャー・アズナブル」と名乗っているくらいのインパクトがあるに違いない。チルドレンな日本作者: 香山リカ,佐高信…

ヤクルトホールで行われた「ブラッド・ダイヤモンド」の試写会に行ってきた。

「ラスト サムライ」のエドワード・ズウィック監督の最新作ということで、現在の南北問題について強烈なメッセージが込められた作品であった。 先進国の我々消費者が、原産国の犠牲の結果、手に入れている富という物を真剣に認識し、真摯に受け止めねばなら…

1/9に「愛の流刑地」試写会に、ヤクルトホールまで行って来ました。

日経新聞の朝刊小説で連載されていた時は、殆どエロ小説だったので朝からチョット読む気になれなかったが、映画化ということで、どういう映像と脚本で表現されるのか興味がありました。主人公の村尾菊治はの年齢は小説では55歳だったので、豊川悦司がどう演…

学生時代は相当読んだ佐高信氏の著書を久々に読んだ。社会を批判的視点で見る事と騙される側にも責任がある事を忘れていたと反省。

本書は『ザ・ベストマガジン』の2004年10月号〜06年5月号の連載をまとめ、加筆したもの。小泉よ日本を潰す気か!―佐高信の「異議あり!」の思想〈1〉 (佐高信の「異議あり!」の思想 (1))作者: 佐高信出版社/メーカー: ベストセラーズ発売日: 2006/04メディア: …

光文社のペーパーバックシリーズで、サクッと読めた。

高学歴者が割に合わない現状について、よく整理されていて、なかなか共感する点が多かった。 著者の中野雅至氏は、同志社大(文)を卒業後、市役所に2年勤務し、在職中に国家公務員1種行政職試験に合格し、労働省にキャリア官僚として入省したという、相当な「…